
今日、10月12日は「スポーツの日」です。身体を動かし、汗を流すことの大切さを感じる日ですが、今日は住まいづくりの話を少し飛び越えて、現場で汗を流す一人の人間として、いまの日本の「国づくり」について本音で書いてみたいと思います。
私は、特定の政党を応援したいわけでも、誰かを叩きたいわけでもありません。自民党推しの方であっても、野党を応援している方であっても関係なく、「現場で真面目に働く日本国民全員が幸せになる方向へ進んでほしい」という一心で書いています。
しかし、ここ30年、40年の日本を見ていて、強く感じることがあります。
いまの日本は、まさに崖っぷちのギリギリのところまで来ています。ここで本気で変わらなければ、本当に後がないという危機感です。
この数十年、政治家たちがやってきたことを見ていると、選挙が近くなるとポーズを見せ、終わればまた元に戻り、税金や制度をコロコロ変えては国民を振り回すような「操作感」ばかりが目立ちます。コロコロと顔ぶれが変わり、小手先の減税や手当(目先の補修工事)を出しては引込め、結局、国の根幹にある不安や停滞は何も解決していません。
本当に価値のある知恵や「ここをこう変えなければダメだ」という切実なアイデアは、机の上で古い法律をこねくり回している政治家や有識者からは絶対に生まれません。日々現場で汗を流し、物価高や現実の困難に直接ぶつかっている国民(現場)の中にこそ、本当の答えがあります。
それなのに、新しい提案が出れば「古い法律の壁がある」「前例がない」と解説を始め、壁の先にある発展を考えようとしない。既得権益や特権に守られ、現場のリアルな感覚を失った人たちが長居しすぎた結果、世の中のコントロールが効かなくなっているのです。
建築の現場に例えてみてください。
日本には古来より地震に耐える「五重の塔」の技術があります。その中心には、全体を貫き揺れを抑える強固な芯である「心柱(しんばしら)」が存在します。
いまの日本は、この一番大切な「心柱」が痛み、耐震性に致命的な問題が出ている状態です。柱がシロアリに食われているのに、壁紙だけを張り替えて「リフォームしました」と言い張る大工がいたらどうでしょうか。もう、小手先のごまかし工事は限界です。
必要なのは、既得権益や古い枠組みにとらわれず、土台から更地にして「建て替える」ことです。古いカタログの中から選ぶ必要もありません。現代の現実と国民の暮らしに合わせて、新しい仕組みをゼロから設計すればいいのです。
そのためには、政治家の姿勢も変わらなければなりません。
党内で生き残ることや落選を恐れる保身の政治ではなく、「クビになったっていい、落選したっていいから、この国を本気で良くするんだ」という捨て身の覚悟を持った政治家や、新しい勢力が生まれる必要があります。
当然、新しい取り組みには未熟さや試行錯誤による失敗もあるでしょう。しかし、過去のものを惰性で消化してきただけの政治から脱却し、新しいことに挑戦しているのですから、国民の側もただ揚げ足を取るのではなく、温かく見守り育てる姿勢が必要です。
家づくりの本当の主役が「大工」ではなく「施主(住む人)」であるのと同じように、政治の本当の主役は「国民」です。
政治家に丸投げして愚痴を言うのではなく、挑戦するリーダーを見守りつつも、「変な政治をやるなら、あなた方もクビですよ」という強い手綱(コントロール権)を国民側がしっかりと握り続ける。それによって初めて、国全体に健全な一体感が生まれます。
不都合な声を抑え込もうとする動きがあったとしても、現場のリアルな叫びと正論こそが時代を動かす一番の力です。
「誰かがやってくれる」のを待つ時代は終わりました。
党派の利害を超えて、今ある壁を乗り越え、芯の通った新しい日本を自分たちの手で建て替えていこうではありませんか。







