「住宅展示場へ行く前に読んでほしい」——車のショールームとは違う、100万円の「仮契約」に潜む心理の罠

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「そろそろ家でも建てようか」
そう思い立ったご夫婦が最初に足を運ぶ場所の多くは、各社の華やかなモデルハウスが並ぶ「住宅展示場」だと思います。

ここでひとつ、知っておいていただきたい大切な事実があります。
それは、「住宅展示場は、車のショールームとは全く違う」ということです。

車選びと「住宅展示場」の決定的な違い

車のショールームであれば、試乗をして、見積もりをもらい、「一度持ち帰って他社の車と比較検討する」のが当たり前ですよね。ディーラーも「じゃあ仮予約として今すぐ100万円振り込んでください。契約を辞めたら作業代として数十万円引きますね」なんて言わないはずです。

しかし、住宅展示場ではこれが平然と行われています。

① 「今仮契約すれば、資材値上がり前の坪単価でロックできます」

② 「人気の職人さんの着工枠を押さえるために、とりあえず100万円(申込金)が必要です」

➂ 「気に入らなければ、後でキャンセルもできますから」

初めての家づくりで緊張し、夢が膨らんでいるご夫婦は、「こういう業界ルールなのかな」と素直に信じて判を押し、手元から大金を動かしてしまいます。

後からやってくる「ご夫婦の会話」のリアリティ

しかし、現金を動かした瞬間に、お客様の立場は一変します。


いざ冷静になり、「やっぱり地場の工務店も見てみたい」「他社と比較したい」と思っても、一度払ったお金が頭をよぎります。解約を申し出れば、「敷地調査費や図面作成費の実費」という名目で数十万円が差し引かれ、営業担当からは強力な引き留めに遭います。

数ヶ月後、実際に家が建ち、毎月のローン返済が始まった後にご夫婦の中で交わされるのは、次のような言葉です。

「あの時、なんで勢いで100万円払っちゃったんだろうね…」
「解約してお金が減るのが怖くてそのまま建てちゃったけど、もっと安くて丁寧な施工をしてくれる会社が近くにあったかもしれないのにね」

悪意があって騙されたわけではありません。ただ「最初の仕組み」を知らなかったばかりに、自分たちの手で「じっくり比較して納得のいく会社を選ぶ自由」を消してしまったのです。

後悔しないための「たったひとつの鉄則」

住宅展示場や大型ビルダーが提示するルールは、あくまで「会社側が顧客を確保するための仕組み」であり、施主様が従わなければならないルールではありません。

後悔しない家づくりのために、展示場へ行く前にお二人でこの約束をしておいてください。

「間取りも、仕様も、最終的な『住める状態の総額見積もり』も確定していない段階では、1円たりとも現金を払わない」

「一回持ち帰って夫婦で冷静に話し合います」と言って持ち帰る権利は、施主様側に100%あります。本当に施主様の未来や予算を考えている誠実な会社であれば、現金を振り込ませてお客様を縛り付けるような真似は絶対にしません。

一生に一度の大切な家づくりです。最初の勢いに流されることなく、自分たちの予算と暮らしに本当に寄り添ってくれるパートナーを、どうかじっくりと見極めてください。

※幸せな未来を願う、すべてのご夫婦に、このブログが届きますように!!

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