いらっしゃいませ!
いつもご覧いただきまして有難うございます。
今回は、今の日本のビジネス、そして政治の仕組みに潜む「ある深刻な歪み」
について、現場のリアルな視点から切り込んでみたいと思います。
今、多くの現場(塗装屋さん、建築関係、町工場など)で、「ナフサなどの原材料が
入ってこない」「資材が不足していて仕事が進まない」という悲鳴が上がっています。
しかし、ニュースや国会答弁を見ると、政府からは決まってこんな言葉が返ってきます。
「データ上、資材は十分に間に合っています」
この現場との強烈なズレは、一体なぜ起きるのでしょうか?
そこには、真面目に腕一本で勝負している「地域の独立業者さん」が、構造
的に後回しにされてしまう冷酷なシステムがありました。
1. 統計の罠:「マクロ(全体)」でしか見ない政府の怠慢
政府や官僚が「足りている」と言うとき、彼らが見ているのは各省庁が吸い上げた
「全体の統計データ」だけです。
日本全体で必要な量と、入ってくる量が計算上で合っていれば、彼らは「問題なし」と判断し
ます。しかし、その数字の裏で「どこにモノが偏っているか」というミクロの実態に
は、驚くほど大雑把で、目を向けようとしません。
他人のスキャンダルや選挙の票読みには、裏の裏まで驚異的な情報収集力を発揮する政治家た
ちが、なぜ国民の死活問題である「現場の物不足」にはこれほど無頓着なのか。それは、彼ら
の情報収集能力が「自分たちの保身や権力維持」のためにしか使われていないからです。官僚
が作った「問題ありません」というペーパーをそのまま真に受けている方が、彼らにとっては
ラクで責任を取らなくて済むのです。
2. 流通の闇:危機が起きると「身内」で囲い込む大企業
では、政府が「ある」と言い張る資材はどこに行っているのでしょうか?
答えは、「大企業や、メーカー直系の大型業者」の倉庫です。
市場でモノが不足し始めると、メーカーや大型問屋は、自社に大きな利益をもたらす大口顧客
や、系列の身内業者を最優先で囲い込みます。
〇 大量に買ってくれる大企業
〇 資本力があり、結びつきの強い直系ルート
ここに優先的に資材がプールされるため、大手は「なんとか確保できています」と政府に報告
します。
その一方で、地元の小さな問屋や、そこから仕入れる「地域の独立業者さん」は、余った分を
回してもらうだけの後回しポジションに追いやられます。少しでも需給が引き締まれば、真っ
先に一滴もモノが届かなくなるのが、この末端の流通ルートなのです。
3. 選挙の冷徹なソロバン:小さな声は届かない
情報化社会の今、インターネットやSNSを見れば現場の悲鳴などいくらでも拾えるはずです。そ
れなのに政府が動かないのは、冷徹な「票の計算」があるからです。
大企業や大手業界団体は、巨額の政治献金や、何万人もの組織票を持っています。だから彼ら
が困れば、政府は裏の裏まで調べて必死に動きます。
一方で、地域でコツコツ頑張る独立業者さんは、それぞれが独立した個の存在であり、まとま
った組織票として政治家に圧力をかけるわけではありません。
政治家の頭の中には「大手の機嫌を損ねるとマズいが、末端の業者の困り事は、全体
の景気さえ良さそうに見せておけば選挙に響かない」という計算があります。「知ら
ない」のではなく、「自分たちの利害に関係がないから、あえて見ようとしない」のが政府の本
質なのです。
私たちは、誰の味方であるべきか?
この歪んだシステムの中で、一番の被害者になっているのは誰でしょうか。
それは、大手のような看板や組織力はなくても、「地域に根ざし、本当に高い技術と
プライドを持って、一軒一軒の顧客に誠実に向き合っている独立業者さん」です。
彼らは、汗水垂らして素晴らしい仕事をしているにもかかわらず、この理不尽な「政府と大企
業の壁」によって、材料すら満足に手に入らない状況に追い込まれています。
もし、地域の腕の良い職人たちが、この構造的な歪みのせいで潰れてしまったら、日本のもの
づくりや地域の生活は一体どうなってしまうでしょうか。大手の画一的なサービス
や、中間マージンを抜くだけの直系業者だけが生き残る社会が、本当に豊かな社会で
しょうか。
私は、こうした「声は小さくても、最高の仕事をする地域の独立業者さん」の味方で
ありたい。彼らが正当に評価され、理不尽なシステムに負けない社会を作っていくた
めに、まずはこの「見えない構造」を一人でも多くの人に知ってほしいと願っています。
政府や大企業の見せかけの言葉に騙されず、本当に地域を支えている「本物の業者」
を、みんなで応援していきませんか。
本日は以上です。
マナホームをよろしくお願いいたします。









