「効率」と「数字」の先にあるもの。いまの時代だからこそ考えたい「作る人の誇り」

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最近、世の中のニュースや経済の動きを見ていると、ふと考えさせられることがあります。

世界的な競争が激しくなる中で、資金力のある組織がさらに巨大化し、ノウハウも人もまとめて吸収して効率を高めていく。そうやって規模を拡大していく流れは、現代の経済におけるひとつの「正解」なのかもしれません。

特に今の世の中は、「どれだけ短期間で数字を作り、株主や市場を満足させられるか」という視点が何よりも最優先されがちです。

海外市場で大きな利益を叩き出しつつ、国内の様々な仕組みや還付制度なども巧みに活かして資金を固めていく。投資家や市場から見れば、金と仕組みを最大限に活用してリスクを減らし、確実に利益を生み出し続ける形は、まさに理想的に映るのでしょう。

ですが、「株主が喜ぶ数字や効率」ばかりが追求される今の形には、どこか危うさと寂しさを感じずにはいられません。

海外でどんなに華やかな利益や数字が並んだとしても、その足元で「競い合いの中から生まれる個性」や「作る人の誇り」、そして日本が大切にしてきた「義理人情」のような温かい倫理観が消えていってしまっては本末転倒です。

「金や効率、仕組みの活用がすべて」という極端な形が進むことは、一見すると無敵のように見えて、実は新しい芽や多様性を摘み取り、社会全体のしなやかさを失わせる危険も孕んでいるのではないでしょうか。

私たちが関わっている「家づくり」というモノづくりの世界も、決して他人事ではありません。
どれだけ時代が変わり、株価や巨大な数字がもてはやされたとしても、最後に行き着くのは「人の手で丁寧に作る」という泥臭い現場であり、そこに宿るプライドです。

ただ目先の数字や効率だけに流されるのではなく、自分たちの足元にある「誠実さ」や「本当に大切な価値」を見失わないように、日々の仕事に向き合っていきたいものです。

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