【メガソーラーの闇】電気代を払わされ、土砂崩れに怯える……私たちが背負わされた『不都合な現実』

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1. 『地球に優しい』の足元で起きている悲劇

前回は、2012年に始まった「FIT(固定価格買取制度)」によって、いかにして日本の美しい山や田畑が投資家たちのマネーゲームの場に変貌してしまったのか、その歴史をお伝えしました。

今回は、その結果として「いま、私たちの足元で何が起きているのか」という、目を背けられない厳しい現実をお話しします。

「環境のため」「将来のため」と教え込まれてきた太陽光パネル。しかし現場で起きているのは、地域住民の命と暮らしを脅かす惨状です。

2. 100mmの豪雨に耐えられるはずがない〜山林伐採と土砂災害リスク〜

日本はもともと、急勾配な山々を豊かな森が包み込み、木々の根が天然のダムとなって土砂崩れを防いできた国です。また、毎年のように台風や線状降水帯による豪雨に見舞われる「世界有数の災害国」でもあります。

土地や建物の構造、地盤の性質を知る人間なら、誰でも分かります。
山林の木々を根こそぎ伐採し、表面の土を削って黒いパネルを敷き詰めた山が、近年の猛烈な集中豪雨に耐えられるはずがありません。

実際、全国各地でメガソーラー建設地からの土砂流出や山くずれ、泥水の流出事故が相次いでいます。これは「天災だから仕方ない」ではありません。人間の浅はかなマネーゲームが生み出した、あきらかに回避できたはずの「人災」なのです。

3. 衝撃の事実:大停電になっても、目の前のパネルはあなたを救わない
「それでも、災害で停電した時に地元の電力を補ってくれるなら……」
そう期待される方もいるかもしれません。しかし、ここに最大の矛盾があります。

山を削って建てられた巨大な野立てメガソーラーの電気は、すべてそのまま大手電力会社の送電網(グリッド)へ売電するためだけに送られています。

つまり、大雨や地震であなたの街が停電したとき、目の前の山でどれだけ太陽光パネルが光っていても、あなたの家に1ワットの電気も分けてはくれません。

それどころか、浸水・破損したパネルは近づくだけで感電の危険があり、非常時の救助活動の足引っ張りにすらなる始末です。地域を守るどころか、災害時には単なる「危険物」と化してしまうのです。

4. あなたの電気代から毎月引かれている『再エネ賦課金』の正体

そして、最も理不尽なのがお金の仕組みです。

ご家庭の毎月の電気代明細書を一度見てみてください。そこには「再エネ発電促進賦課金(再エネ賦課金)」という項目で、毎月数百円から千数百円というお金が引かれているはずです。

このお金は、一体何に使われているのか?
実は、「メガソーラー事業者が高値で売電して儲けるための費用を、国民全員が電気代に上乗せして立て替えて(支援して)あげているお金」なのです。

① リスクと恐怖: 山崩れや水害の恐怖は、地元住民が背負う。

② 非常時: 停電しても、電気は一切使えない。

③ コスト: その事業者を儲けさせるための費用を、毎月強制的に払わされている。

自分たちの住む街や自然を脅かしている事業者のポケットに入るお金を、なぜ被害を受ける側の私たちが毎月支援させられているのか――これほど理不尽な構造があるでしょうか。

5. まとめ(次回予告)

「自然破壊」「災害リスク」「停電時の無力さ」「電気代の搾取」……。
国が推進したFIT制度と野立てメガソーラーが残したのは、あまりにも大きな代償でした。お金儲けのために日本の国土を傷つける投資家たちの時代は、もう終わらせなければなりません。

では、私たちはこの理不尽に対して、どう向き合えばいいのでしょうか?

最終回となる次回のブログ(第3弾)では、「これからの本当のエネルギーのあり方」についてお話しします。

国の甘い言葉や投資家のマネーゲームに振り回されるのではなく、自分たちの家と地域を足元から直接守る「現地発電・現地消費(地産地消)」への転換こそが、これからの時代に必要な答えです。

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