2026年08月27日

愛車のシビックType Rと一乗院参拝。鳥からの運と、道の駅で出会った「澄んだ目の猫」

先日、愛車のシビックType Rを走らせて、茨城県の一乗院さんへ参拝に行ってきました。

一乗院といえば、日本一の大きさを誇る毘沙門天様で有名なお寺です。
当日はとても暑い日だったため、「少しでも日陰に…」と境内にある木の陰に車を停めてお参りへ。参拝を終えて戻り、乗り込もうとした瞬間、フロントガラスに鳥からの大きなお届け物がべっちゃりとついていました(笑)。

一瞬苦笑いしましたが、神社仏閣での鳥の糞は「運(ウン)がつく」という昔からの強い縁起物。しかも力強い勝負運や金運を授ける毘沙門天様の境内です。「これは大きな運を授かったぞ!」と気持ちを切り替え、晴れやかな気分で帰路につくことにしました。

そして帰り道、もうひとつ心に残る出来事がありました。

トイレ休憩のために道の駅(多古)の駐車場に立ち寄ったときのことです。
車の後ろに一匹の薄茶色の猫がちょこんと座っていました。「危ないからどっちか行きなさい」と声をかけ、お互いに目を合わせて会話をするような時間が流れました。


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普通、野良猫は人の目をじっと見ると逃げてしまうものですが、その猫は逃げるでもなく、物をもらいに来るでもなく、まっすぐこちらを見つめて私の話を聞いてくれていました。

その目が本当に澄んでいて、なんとも言えず可愛らしくて……。
大人になってから、これほど素直に「可愛いな」と心が動かされたのは本当に久しぶりのことでした。一瞬「連れて帰りたいな」と思ってしまったほどです。

「車には気をつけてね」と声をかけてその場をあとにしましたが、あの澄んだ瞳と心が通い合ったような数秒間は、今でも頭から離れません。きっとあの一乗院の毘沙門天様が引き寄せてくれた、優しくて温かい「もうひとつの運(現代の招き猫)」だったのだと感じています。

日が暮れてからふと見上げた空には、綺麗でまん丸な満月が浮かんでいました。
思わず手を合わせ、ハプニングも素晴らしい出会いもあった特別な一日に感謝をした一日となりました。

仕事でも日常でも、こうした一期一会の出会いや心の機微、そしてモノや道具への愛情を大切にしながら、また明日から誠意を持って家づくりに向き合っていきたいと思います。

「ヒール・アンド・トゥ」って何?―小難しい横文字に振り回されない、車と言葉の「粋な付き合い方」

最近の車好きの間やSNS動画などを観ていると、よく耳にする言葉があります。

「ヒール・アンド・トゥ」や「レブマッチシステム」といった、なんだか凄そうな横文字や専門用語です。

「それってどんな高度な神技なんだろう?」「そんな用語を知らないと、マニュアル車に乗っちゃいけないのかな?」と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、以前からマニュアル車に乗ってきた人間の感覚からすると、実は「なぁんだ、大したことじゃないじゃないか」というのが正直なところだったりします。


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■ 要するに「車と人に優しい右足の気遣い」

「ヒール・アンド・トゥ」を分かりやすい日本語で説明すると、なんてことはありません。

「減速してギアを下げる時、車がガクンと揺れないよう、クラッチを切った一瞬に右足でアクセルをチョンと煽り、エンジンの回転数を下のギアに合わせてあげる操作」

ただこれだけのことです。

減速しながらギアを下げると、エンジンの回転数が足りずに「ガツン!」と強い衝撃(エンジンブレーキ)がかかります。同乗者も首を揺らされますし、何より愛車の駆動系にも負担がかかります。

だからこそ、以前からマニュアル車に乗っていた人間は、教習所で習ったわけでも横文字を知っていたわけでもなく、「助手席の人を不快にさせないため」「大切な愛車を傷めないため」の当たり前の気遣いとして、無意識にこの「回転合わせ」を身体で覚えてやっていたのです。

現代のスポーツカーに付いている「レブマッチシステム」という便利な機能も、要は「人間が昔からやっていた右足の気遣いを、コンピューターが代わりにブォンと自動でやってくれる機能」というわけです。

■ 「現象(日本語)」が先で、「用語(カタカナ)」は後

本来、人に何かを伝える時の順番はとてもシンプルです。

まず「どういう動作(現象)なのか」を誰もが分かる日本語で伝える

「ちなみに、これを横文字ではこう呼ぶんだよ」と補足を添える

この順番であれば、誰も置き去りにされず「あぁ、そういうことね!」とスッと腑に落ちます。

しかし現代は、難しそうなカタカナ用語や看板だけが一人歩きしてしまい、肝心な「で、要するにどういうこと?」という本質が霞んでしまっている場面が多いように感じます。

これは車の世界に限った話ではありません。

政治や経済、日々のニュースでも、聞き慣れないカタカナ用語が先行し、私たちの暮らしにどう関係するのかという一番大切な「現場の実感」が見えにくくなってしまうことがあります。

■ まずは誇りを持って「日本語」で分かち合う

「日本らしさや日本の良さを大切にしよう」「足元をしっかり固めていこう」という時代だからこそ、私は毎日使う「言葉」こそを大切にしたいと考えています。

世界で通じる横文字や便利な造語を使うこと自体が悪いわけではありません。
大切なのは「順番」です。

まずは自分たちの言葉である「豊かな日本語」でしっかり情景や本質を伝え、お互いに深い理解と共感を得る。その上で、必要に応じてワールドワイドな横文字を添えていく。

この「正しい順番」を取り戻すことこそが、本当の意味での手ざわりのある暮らしや、成熟した文化につながるのではないでしょうか。

小難しい横文字に身構える必要はまったくありません。

「要するにどういうことかな?」と自分の感覚や日本語に引き戻してみる。

家づくりも、暮らしも、そして車の運転も、一番大切なのはいつだって「使う人や相手への思いやりと気遣い」という、至極シンプルな本質なのだと感じています。

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